テキスト ボックス:  平成18年度の定例総会
会長挨拶   18年度の発足にあたって
 5月20日に平成18年度の定例総会が無事に終了しました。昨年度は皆様方のご協力によりまして年度当初に掲げた事業目標を
ほぼ達成できました。
特に第1回の市民健康講座が成功裡に開催出来た事は埼玉県内科医会に新しい1ページを刻んだものと思っております。
過去2年間の試行錯誤を繰返して感じた事は改めて県医師会内科医会のあり方、存在意義は何かと言う基本的なことでした。
この事は日本臨床内科医会についても同じではないかと考えております。
地域医療を担う重責は地区医師会であり、県民、市民のため、医療のすべての分野でさまざまな努力が日夜はらわれています。
執行部は膨大な業務に日々おわれています。私ども医師は地域医療を守るため、また同時に、我々は専門職、医学の専門家として
の誇りとして常に最新の医学知識を身につけている責任があります。
 私は日新進歩するこの医学知識の吸収にこそ医師会の分科会としての内科医会の存在価値があると考えております。
循環器、呼吸器、消化器、内分泌始め各専門分野での学術の進歩のスピードは凄まじく、之に追いつく事は大変なエネルギーを必要と
します。
昨年1年間に私個人が出席した学術講演会は50回を越えました。毎週1回は必ず講演会に顔をだしたことになります。
之は生理学的には苦痛ですが精神的には十分な満足感を与えてもらえるものでした。
日本の医学会をリードされているトップクラスの先生方が最先端の医学情報を判りやすくお話して頂ける訳ですから、
これ以上の贈物はありません。
医師会は裏も表もなく学術専門団体であるわけですが、医師会の中核的学術活動を担っているのは各医会、とりわけ内科医会である
ことを県医師会の執行部に認識を深めて頂けるよう頑張りたい。
そのため、今年度も出来るだけ多くの学術講演会を後援、共催あるいは主催して内科医会の活動の中心に据えていきたいと
考えております。
 もう一つの目標は会員増強です。今年度は新規医師会入会の若手の先生達を対象に具体的なPR活動をしていく予定です。
各個人にPRの為に各種資料をダイレクトメールで送って勧誘していきたい。
 今年度は副会長、理事,監事さんが交代され、新風が吹き込まれました。今後のご協力とご指導をお願いもうしあげます。
 また日本臨床内科医会には設立の原点に立ち返っての活動を期待しております。お隣の東京内科医会とも緊密な関係を結んで
活動していきたいとおもいます。
ここ数年の混乱があった認定医制度が今年度から新しくスタートしたので日本臨床内科指定医を再取得して頂く事を宣伝して
いきたいと思います